SAYO

記事一覧(57)

空へ

今年の2月から、老人ホームでケアさせていた患者様が亡くなりました。最初は、「何しに来たんだ」と悪態つかれたのですが、トリートメントが終わったら、「次来る日をカレンダーに書いてけ」と半命令(笑)次に行った時、また「なんだ!」と(笑)様子伺いで、尋ねました。「身体辛いところないですか?」「ないよ!」「じゃあ、トリートメントしない・・・」「するよ!」そんなやり取りが続いて、少しずつトリートメントしながらお話をするようになりました。ご家族のこと、今までやっていた仕事のこと。老人ホームでのケアは、ご家族の承諾が必要で、私は、娘様からの依頼でケアをさせて頂いてました。ある時、「娘様から頼まれてケアしているんですよ」と伝えた時、とっても嬉しそうな顔をされたのを覚えています。目を見開いて「ほんとうぉ」と。とってもかわいい人なのです。5月にケアに行った時、急に気温が上がったせいか、体調を崩されていました。ただ、少しお話しすることも出来て、お会いした時も手を振るような素振りも見せて下さいました。トリートメント中、「気持ちいいね、ありがとう」と急に素直に言うもんだから、泣きたくなってしまい・・・「良かったーまた来るからね」と言い返すも「待ってるよ」泣かない、泣かないと言い聞かせ。そして来月の予定をカレンダーに書き、部屋を出ました。6月。先月よりも弱ってしてしまっていて、声もかすれ声でした。もう、圧をかけられる程の筋肉もない。さする、温めると言ったケア。「あぁ気持ちいい」と声にならない声で伝えてくれる。最後、部屋を出る時に、「また来るね、来月ね!」と言ったら、口が動いている。口元へ耳を持っていくと、かすれ声で「ありがとう」。もし、私のトリートメントが、彼のひとつの楽しみであったのであれば、それはとても嬉しい。そうやって過ごしてくれていたのであれば、感謝しかない。忘れない。心に刻んで、私も成長していく。こちらこそ、ありがとう。もう会えなくなることは、とても寂しい。やり取りが最高に楽しかったから。また、いつか。どこかで。私はきっとずっとトリートメントを続けていきます。

新店OPEN

とってもご無沙汰です。お仕事は、変わらずバタバタしていて、最近になってようやく落ち着いてきました。最近のこと言えば、8月から新しいところで新店舗がOPENしました。群馬の前橋にある、「敷島公園」のすぐ近くに出来た『敷島の森 おなかのクリニック』。こちらで、毎週火曜日にアロマケアをさせて頂くことになりました。アロマでケアをしていると、トリートメント中にお腹がゴロゴロ動き出す方や、胃腸疾患からくる、メンタルや女性特有のトラブル双方に効果が出ていることを肌で感じています。例えば・・・25年近く、クローン病を患っている方がいました。彼女を定期的にケアをさせて頂き、4回目のケアで、1年なかった生理がきた!と報告がありました。最初は「そっち!?」と思いましたが(笑)彼女が喜んでいる顔を見ると、やっぱり嬉しい。そして、学びます。病気1つにしても、色々関連してトラブルが起きるんだなと。彼女は、もう生理は来ないんだと諦めていたそうです。長年、たくさんの方をケアしていると、アロマセラピーで出来る事と、出来ない事が分かってきます。そこで感じているは、やっぱり胃腸とメンタルはリンクしているということ。院長にアロマセラピーをやらせてほしい。とお話しさせていただき、今回OPENとなりました。このクリニックでは、胃腸内科の他に、漢方内科もあって、漢方についても勉強できることもとても嬉しいです。そして、環境がとても素敵なのです!上の写真がトリートメントルーム。季節の花々が楽しめる空間です。春は、この部屋から桜が満開に見れます。冬に雪が降ってもきれいだろうな。そして、何と言っても、トリートメントをしている私がいちばん癒されています。この空間でトリートメントが出来ることが、とても嬉しい。この場所にOPENした理由を院長は、こう言いました。「お腹のトラブルには、癒しが必要だから、この場所に病院をオープンしたかったんだ」と。病院の作りも、木と緑で作られていて、室内は木の香りがします。音楽や置いてある本も院長のこだわりぬいたものがいっぱい。良かったら、この空間でのアロマセラピーも受けに来てみて下さい。そして・・・私自身、トリートメントをするにあたり、環境の大切さも感じました。自分の中で、「理想」を追求してみようとも考えています。

20年前のわたし

写真を撮っている時に、もっとも尊敬し、影響を受けた写真家「安珠」さん。本当に久しぶりに、個展で再会することが出来ました。出会いは、20年前。ラフォーレ原宿で「サーカスの少年」という写真展を見に行ったのがきっかけでした。当時の私は、自分のいる場所がなくて、何をしていても地に足がついていなくフラフラしていた状態。生きている意味ここにいる意味自分ってなんだろうって模索していた頃。フラストレーションががっちがちに固まった状態でした。安珠さんの作品は、自由でかっこよくて、自分の中にあるものを存分に表現されていて、完全にパンチ食らいました!「心の中にあるものを、言葉ではなくても表現できる」ということを教わった時、とっても自由である解放感を感じました。私にも表現できる場所がある。伝える場所があると、在りかを見つけた!と思ったのです。言葉で伝えることが下手な私は、「何か」を通して伝えることが、とても楽で心地よいものでした。見た人が勝手に解釈し感じてくれればいい。決して誰かを傷つけることはない。と思いました。展覧会に何度も足を運び、作品を肌、心で感じ、焼き付け、何度とみても色あせない思いを心に封じ込めました。そうして取り始めた写真は、安珠さんを真似たものばかり。到底、追いつけるものではありませんが、まずは「真似」から入りました。その作品を持って、次の展覧会の時に図々しくも「写真を見てほしい」と会いに行きました。当時は、写真学校に通っていて、現像も自分でしていて、写真美術館で学芸員のアシスタントをしていた頃。まだまだ写真をかじっているくらいの時。私の写真を見た安珠さんは、「センスいいから頑張って。また写真見せに来て」と言って下さいました。その後、事務所に行かせてもらってお話しさせてもらったりしました。そして、今回20年ぶりに展覧会を見に行きました。20年前に見た作品がずらりと並んでいて、不思議と見た時の興奮がよみがえり、ドキドキとワクワクの波で泳いでいるよう。あの時のわたしがそこに戻ってきたようでした。そして・・・偶然にも安珠さんが写真展にいて、お会いするという。しかも、来店者へ作品の説明もしてくれるという。泣くかと思った、わたし。写真、ひとつひとつの話を聞いていると、あの頃、自分で撮った作品は、これ程までに影響していたのかと、改めて思いました。「星をめぐる少年」本当のことは、目に見えない。心の中にある。と。私の大きな作品は、「Close Your Eyes」目を閉じて。聞いて、感じて。という作品。あの頃、安珠さんを追っていて、そして目指していて、どんどん先に行ってしまう憧れの人は、今でも魅力的で、一生懸命で、そして全然変わっていなくて。会えて良かった。話して良かった。ただ、ひとつ心残りがあって。一緒に写真を撮っていた時に、さらっと「まだ写真やってるの?」と聞かれ「辞めました」と伝えたあと、他の人に呼ばれて、行ってしまったこと。その後、話すタイミングもなく、帰ってきてしまったけれど、またきっとどこかで会って話せるような気がするからその時まで、とっておこう。そして、ちゃんと伝えたい。あの夢中になって写真を撮っていた頃の自分以上に今の自分が好きなことを。ちゃんと居場所を見つけたことを。それは、安珠さんと出会え、追いつきたいと思っていたあの頃の自分があるからと。安珠さんと再会して、それは確信になったことを。安珠さんの写真展は今月28日まで。安珠写真展 ビューティフル トゥモロウ ~少年少女の世界~7月11日〜8月28日キャノンSギャラリーにてHPはこちら→https://www.anjujp.com/

旅のご飯

欲をなくす

昨年くらいから、「欲」をなくす生活をしてみようと考えました。〇〇でありたい。という思いが、〇〇でなければいけないという、自分を追いつめることになってはいないか・・・と思ったからです。これは、勝手な自分の思い込みで、こうなりたい!あんな風になりたい!という欲望が自分の中で膨らみ過ぎて、例えば僻みとか妬みとか嫌な感情が生まれることがありました。あまり良い感情に傾くことがなく、この感情が結構、嫌な自分を引き起こすことに気が付きました。これらを手放してみようと考えたのです。40歳を過ぎると、どんな風に生きてきたがが色々なところに出てきます。だんだん、人間性が確立されていくような。ようやく形成されるような。身体つき、姿勢、肌、表情などなど。怒ってばかりいた人は、眉間の皺が取れなくなる。バランスを考えず欲に任せて食べていたら、その分脂肪がつき落ちなくなる。日焼けばかりしていた人は、シミとして現れるなどなど。人間関係も同じ。結構、わがままに生きてきたので、沢山の人にも迷惑かけてきたと思います。人を大事にしていたのか、と問われると「はい」とは言えません。これからの生き方を、考えなくてはいけないなと思ったのです。「欲」をなくす生活は、意外にすんなり身体の中に入ってきて、私自身は生きることが楽になりました。いちばん大きいのは講師を辞めたこと。講師としての立ち振る舞いや知識として、「こうあるべき」という自分の理論が強かった。辞めた時は、重い鎧を下した感じで、スッキリしました。また、「長生きしたい!」とか「TOPに立ちたい!とか「有名になりたい!」とか大きな願望がなかったからかもしれないです。どちらかと言うと、目立たず、ひっそりと、地に足を付けて生きたいなと思っていたので、楽に受け入れられたのではないかなと思います。欲しいばかりでは、何も得られない。そして欲しいから、得たいから、何かを与えるでも得られない。それは自分の欲を人にぶつけているだけだから。無心の心で、人と向き合い、自分の出来ることをただするだけ。それでいい。向かい合った人の笑顔が何よりも嬉しい。それでいい。自分の身体にも心にも負担をかけていた分、自分自身と対話をしながら、「今」をきちんと生きよう。でも、たまに・・・「はぁ?」って思うことはあります(笑)相手の立場に立てず、自分の思いに任せて考えてしまうことがあります。前なら、そのまま人にその思いをぶつけていましたが、今の生活を始めてから、立ち止まることが出来ました。「余裕」が出来たんだと思います。欲をなくす生活をしてから、得た大きなこと。心に、ちゃんと大きな心地良いスペースがあるのが分かります。自分を嫌いになることも少なくなりました。なんとも居心地が良い。ただ、1つだけ。欲の中でも「食欲」だけは受け入れています。これは、身体のメッセージとして聞き入れるようにしています。生理前になると、普段食べない脂っこい物やチョコレートが食べたくなります。おっ、生理くるのね。と思い、唐揚げ棒を買ったりします。「食」は身体のバロメーター。欲に任せて食べるのではなく、身体から発信されるメッセージを聞いて、身体が満足する食べ物を摂取する。それだけです。欲をなくす生活をしてから、私が得たことは「余裕」。心にも、身体にも、精神的にも余裕が出来たこと。遠くの見えない未来よりも、今ある目の前のことときちんと向き合うこと。それが未来に繋がっていること。良いことも、悪いことも、やった分だけ戻ってくる。嬉しいこと、喜ばしこと、楽しいことをたくさん自分にも人とも共有していきたいと思います。

老人ホームでのケア

今年に入ってから、老人ホームにてアロマセラピーケアを始めました。新しいご縁の始まりです。ご予約入れて下さった方は、5名。首が左に傾いたまま顔を上げられない方徘徊していないと落ち着かない方左半身に麻痺が残る方大腿骨の骨折し、歩けなく足がむくんでしまう方情緒が不安定で物にあたってしまう方石巻に行っていた時の教訓で、(肌に直接触れることは、受け入れてくれたということ。)初めから肌に直接オイルを塗布することに抵抗がある方も多いと思い、服の上からのマッサージからスタートしました。直接肌に触れる事を了承いただいた方には、ホホバオイルを手や足に軽く塗布しました。アロマセラピーを勉強されている方は、分かると思いますが、精油は皮膚の中まで吸収します。老人の皮膚は乾燥をしていて、バリア機能の形成が不安定のため、吸収スピードが速いと考えられます。いわゆる超敏感肌の状態です。始めての方も多いため、精油は使わずホホバオイルだけでケアをしていきました。精油は、芳香でも充分に効果はありますので、アロマはコットンに含ませて枕元に置いてきました。持って行ったアロマは、オレンジスイート、グレープフルーツ、レモン、柚子、ペパーミント、フランキンセンス、ユーカリグロブルス。これは、緩和ケアをやっていた時の教訓で、シンプルで馴染のある香りの方が受け入れやすいということからです。少し首が左に傾いてしまった方のお話をしたいと思います。ホームに入った1か月前から、少しずつ首が左に傾いていき、右に向けられなくなりました。これを聞いた時に、「1か月じゃ元に戻る可能性はあるかも」と思い、身体の状態を確認しました。傾いている左は筋肉が緩んでいるので、問題は右側。右の筋肉は左に引っ張られているため、手先まで張りがきていました。手先からゆっくりと筋肉をさすっていきます。(高齢の方は骨も弱いため、圧(力)は入れません)肩甲骨もゆっくりと触れていきますが、その程度でも「痛い」とおっしゃりました。痛さや違和感を確認しながら、ゆっくりと摩っていきます。そして、肩、背中、首。首は板のように右だけがパンパンでした。そして、また手先に戻ってマッサージと繰り返していきます。首にきた時に、頭に手を添えて、ゆっくりと顔を右に傾けてみました。いきなり傾けるとびっくりしちゃうので、徐々に徐々にと。3回目くらいで、私は手を放し、「自分でやってみますか?」と声をかけてみると、ご本人でゆっくりと顔を上げて下さいました。丁度、マッサージしたお部屋には、写真のような景色があって、顔を上げると青い空か見えます。「久しぶりに見たね~」と笑顔でおっしゃって下さいました。この方には、柚子をお渡ししました。眠れないと言っていたので、安眠効果のある柚子を枕元に。私の祖父母は晩年、実家近くの老人ホームで暮らしており、その時の記憶が蘇りました。この笑顔。久しぶりに会えました。祖父母がなくなってから、同年代の方々に触れるのはとても久しぶりでした。筋肉は少なくなり、細くなった腕。皺の寄った肌。思い通りに動かなくなった体を、丁寧に大切に。頑張って生きてきた証です。その他にお渡ししたアロマは、徘徊がある方には、リラックス効果のあるオレンジスイート。左半身に麻痺が残る方は、血液サラサラ効果のレモン。大腿骨折してしまった方には、誘眠効果のあるオレンジスイートを。夜に痛みが出て寝れないそうです。情緒不安定で物に当たってしまう方には、同じくオレンジスイートを。帰りに、「ありがとう」と言いながら手を振って下さった、笑顔。嬉し泣きしそうだったのを頑張ってこらえました。この仕事をしていて、この笑顔に会うためにやっていたことを思い出しました。私にトリートメントをさせて下さってありがとう。今年は「原点回帰」。こういうひとつひとつを初心に戻って大切に、やっていきたいと思っています。もし同じようなお悩みの方がいらしたら、ぜひアロマを枕元に置くことから始めてみて下さい。マッサージは出来なくても、出来ることをするで良いと私は思います。「誰かに何かをしてもらえる。」これは、歳関係なく嬉しいことだと思います。

こころの水

こころが潤うと、その潤いが溢れて涙として、出てくることがあります。ここのところ、色々重なったり、忙しくしてたりして、嬉しいことだけど、こういう時は「余裕」がなくなる。思考もいい方向になかなか持っていけなくなったりしてしまう。自分に自信がなくなって、これでいいのだろうか。間違っていたのだろうかとか。でもそういう時に、必ず目の前に現れてくれる、こころを潤してくれる人。はっきりと「間違っていない」という分けではなくて、ただ、ただ、考え方が似ていて、物の見方、接し方、感じ方が共感できる人。そう言う人に出会えるタイミングは、「これでいいのだ」と思わしてくれる。必ず落ち込むタイミングで現れてくれる。そういう人に出会えると、こころがふわぁっと緩む。乾燥した土にお水を注いだように。その注がれた水が、たくさんになると、涙として溢れる時があります。そんな体験を久しぶりにしています。その人の温かさ。そして一緒にいた植物たちのエネルギーが、私の心をあっという間に潤してくれた。はぁ。渇いていたな。結構カラカラだったんだなって、潤ってから気が付く。まだまだだな。本当に、人に助けられている。出会えたことが、とても嬉しい。ありがとう。たくさんのありがとうを伝えたいです。

日本ハーブ療法 学術集会

先日、大学にて行った、ハーブ療法の学術集会に出席してきました。大学薬学部教授の研究結果や薬剤師による医療の中での取り組み方や症例発表など興味深い内容ばかりで、アロマセラピーの可能性を存分に感じた1日となりました。アロマセラピーが日本に入ってくる前から薬学の教科書に載っていたこと、最近では、精油の知識も必要とのことで、以前に比べて教科書に詳しく載せているとのこと。そして、精油に関して様々な視点から実験を行い、薬に変わることに有用ではないかと考える方が増えていること。日本の医学の中では、アロマセラピーを認めてもらうことは、中々難しいと思っていた私としては、聞きながら、身体の中で体液全部が沸騰しちゃうくらい興奮する内容ばかりでした。実際、今、医療と連携取りながらアロマセラピーをやっているとはいえ、医者の知識はさほど高いとは思っていなく、まだまだ薬に頼ることが多いのが日本の現状と実感しています。でも、私が実感しているのは、毎月欠かさず来てくださっている方の「心と身体の変化」です。始めてきたときと、半年経過したときとの身体は明らかに違います。でもこれは、感覚的なもので、データ(数値)で現されなければ認められないのが日本の医療。でも、これを数値で表そうとする医師や薬剤師の方がいらっしゃることが分かり、とても嬉しかったです。そんな実験のひとつに、動物を使った精油の浸透経路の話がありました。動物を高さのある所へ置き、恐怖から足を踏み出せない状態とします。その後、リラックス効果のある精油を吸入にて嗅がせると、動物は高いところを歩き出します。「恐怖」という感覚が和らいだことが分かります。その後、動物の脳内を調べると、リラックス成分の代表でもある、テルピネン-4-ol、その他、「αピネンやリモネンが検出されたことが分かりました。また抗不安効果は24時間も続いたという精油もありました。また、これは単体成分よりも混合成分の方が吸収力が高いことが分かったそうです。いままで、精油の脳へのアプローチが不明確だと聞いていただけに、脳へ成分が届いていることに驚きました。なぜなら、今までは嗅覚刺激によって脳へ届いていると聞いており、脳関門を通過しているとは、始めて聞きました。まだ、動物実験であり、人間では分かっていないことではありますが、これからどう研究されていくかによって、更に色々なことが分かってくると思いました。しかし、この事実は、いいことも悪いことにもあり、やはり使うアロマセラピストも注意をして使用していかなくてはならないと思います。医療の中で使用している病院の中には定義があり、「成分表があること」でした。どのような成分が含有されているかを知った上で、使用していくこと。これは常々私も徹底していることです。上記のように、身体への吸収を考えると、より注意が必要です。医療関係者の中で、スライドで出てきた精油は、日本薬局方に基づくものと、やはりプラナロムの精油でした。医療の中での使用方法の話もあり、緩和ケアや術後の痒みの緩和、入院中の不眠などによるものでした。私も緩和ケア病棟でケアしていた時は、室内の臭い消しや肌の乾燥のケア、また痛みの緩和としてオイルトリートメントをしていました。今回あったお話しでは、口腔ケアとして使ったり、乾皮症の方向けのアロマローション、術後の痒みや痛みの緩和ローションとしてレシピの発表もありましたラベンダーやレモンを使用すると唾液の分泌量が上がったり、口腔ケアではユーカリやハッカ油の使用がありました。私も意識不明だった祖母が口呼吸に変わったとたん、口の中の唾液が少なくなり、痰も絡みだしたため、グレープフルーツの精油を鼻の近くで嗅がせたところ、唾液分泌腺から唾液が出てくるのが見え、更に目を覚ましたという経験をしています。この時、やっぱり精油は脳に届いてる!っと実感しました。これは、良く授業で話しました。今回のこのお話で、感覚的だったのが、より明確になりました。そうそう、なんと漢方の話も出ました。「西洋と東洋のハーブ療法の比較」として題材にあがり、身体の見方や漢方の処方の仕方とハーブの処方の仕方などの説明がありました。どちらも植物を使って、身体をケアしていくことで、目的は一緒です。私たちは自然と共に共存して出来た生き物。自然と共にいることが、いちばん無理がなく自然なのではないかなと思います。今まで自分が信じて学んできたこと、積んできた経験を更に活かして続けていこうと帰り道に改めて思いました。帰り道は、なぜか歩けず・・・嬉しくて走ってました(笑)いい1日でした。