帰り道
群馬での仕事が一区切りした今日。
群馬を16時過ぎの電車に乗る。
途中、病人がいるとのことで、前の電車の救助活動で遅延する。
赤羽で埼京線に乗り換えて、池袋を過ぎた頃、緊急ボタンが押されたとのことで停止。
その後、乗り換えた電車で人身事故。これも前の電車で起こる。
手前の駅で止まってしまったばかりに、前にも後ろにも行けない。
1日で、こんなにも重なることがあるのか・・・
ただ、今日はとても気分が良かった。
(それは、どうしてか・・・は次のブログで書きます。明日かな。)
気分の良い私のこの重なる一般的には不幸的な災い。
だけど、今日の私は違う。思考がポジティブなのか「のんびり行けばよい。いつかは家に着くさ」だった。
すでに群馬県を出てから、3時間は経過しているのに。なんとも余裕。
電車はここから1時間動かないと言っている。
そこでだ。
携帯の充電がナント20%を切っていた。これはやばいと気が付く。
情報は携帯で仕入れるので、それはなんとか確保したく、一旦駅を下車し、駅前のスタバに入る。
時間は19:30
緊急事態宣言中のため、20時に閉まるのは想定していた。
案の定、19:55スタッフの人が、「すみません、20時で閉店します」と言ってきた。
ぎりぎりまで充電したいと伝えると、「もちろんです!」と快く返事がきて安堵する。
2~3分すると、同じスタッフの方がそばに来て、「電車の遅延ですよね。20:15分くらいまで大丈夫ですよ」と言いに来てくれた。
しかも、ひとりひとりに同じように言って回ってくれている。
ローカル線の各駅停車の駅で、他は20時で閉まっているのに、なんともありがたい話。
「ありがとう。助かります。」と伝えた。
スタッフ側に立ってみると、残業になっちゃうし、いらいらする人もいるだろうとも思う。
しかしだ。
20:15過ぎても、遅延ジプシーのお客様が来ても受け入れてくれている。
コーヒーの注文も受けてくれている。
これには、本当にホスピタリティーを感じた。
外は雨も降り始めるし、電車は動く気配ゼロ。
もう、本当にありがたかった。
困っている人達に寄り添ってくれること。
感謝する。優しい気持ちになれる。また同じことがあったら他のお店よりスタバを選ぶと思う。
充電も60%まで回復し、なんとか安心して遅延情報を確認できるようになった。
電車が動き出したのを確認し、スタッフの方に「ありがとう。本当に助かりました」とお礼を声をかけてくれた方に伝え、駅に向かった。
満員電車で蜜で、普段だったら、イライラするけれど、おかげで優しいきもちで電車に乗れた。
最寄り駅についたら、たった1台のタクシーに乗れ、雨にも濡れずに帰れた。
運転手さんにも「大変だったね!」と労いの言葉をかけられ、私は「タクシーがあって本当に助かりました。本当に良かった。ホッとしたー」と会話する。
玄関に入って数分後、ドヒャーっと勢いよく雨が降ってきた。
家まで5時間。
16時に出て、6時間の道のり。
どっぷりつかれたのですが、心はとても穏やかに過ごせました。
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