漢方って何?

漢方ってどんな印象を持っていますか?


私は、勉強するまで「薬」とか「身体には良いとは思うけど取り入れ方に特徴がある」

「ちょっと年寄りっぽい」など、

「難しくて身近ではないもの」という印象でした。


しかし、漢方を学んでみると、健康になるエッセンスは身近にあることを教えてくれるものでした。

難しい事はなく、食・時間・四季を自然のままに取り入れて生活するだけのこと。

それに反するから、健康から離れていってしまう。


漢方は、日本の伝統的な医療のひとつです。

しかし、医療と言っても西洋医学とは違います。

西洋医学は痛みや不調箇所を見ますが、

漢方は、その痛みがなぜ起きたのかを「食やライフスタイル」から見出します。


例えば、「便秘」

西洋医学は、便の周期、便の状態、腹診、薬の服用、腸の働きをレントゲンなどで確認し、腸の状態に合わせたお薬を出します。


漢方は、便の周期、便の状態の確認の他、ストレスはないか、夜は寝れているか、何時から症状が出ていて症状はない時はどんな時か、運動はしているか、食事はどんなものを何時に食べているかなどライフスタイルも細かく聞いていきます。


便秘の症状は、人それぞれ違い、原因もそれぞれ違います。

原因が食にあったり、ストレスにあったり。

腸の動きが悪いのは、なぜなのか、を一緒に探していきます。

その結果、その人の体質を見出し、体質にあった便秘に効果のある漢方薬を処方します。

場合によっては、薬ではなく食事やライフスタイルの改善で便秘が改善されることもあります。


漢方は、その人の心・身体・精神状態を確認し健康へと導いていきます。

「今」だけでなく、過去も未来も考えてケアをしていきます。

※文章・写真の転載・複製はご遠慮下さい。

Kumiko Ando Aromatherapist

主に、医療施設内で「アロマセラピー+漢方」を融合させた、独自のトリートメントをしています。  漢方・アロマセラピーを分かりやすく、身近に感じられるようなブログや症例を書いています。 たまに、プライベートな出来事も書いています。

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