精油の選びかた

精油を選ぶ時、私が基準としていることは、


・オーガニック認証マークがついていること

・成分表があること

・輸入元、販売先がしっかりしていること


「無農薬」や「オーガニック」と書いてある精油は多々あります。

有機の土壌で栽培され、そこで育った植物から精油を抽出したということだと思います。


しかし、近隣で農薬を散布し食物や植物を育てていた場合、風に乗って農薬が有機の土壌や植物に付着してしまいます。

そうすると、精油を抽出した時に農薬も一緒に抽出されてしまいます。


この検査は、精油を成分分析機「ガスクロマトグラフィー」にかけた時に分かります。


ただ、日本では精油を「雑貨」として扱っているため、この成分分析をしなくても「精油」として販売することが出来ます。


しかし、フランス・オーストラリア・ドイツの3か国は、昔からハーブや精油を医療の1つとして使っていたと言う歴史があり、精油は「オーガニック」での販売となっています。


オーガニック認証マークが3つ精油本体に書いてあります。↓


私は、NARD協会で学んだこともあり、精油はフランスのプラナロム社を使用しています。


販売元は日本の健草医学社で、フランスからやってきたプラナロム社の精油を日本でも再度成分分析機「ガスクロマトグラフィー」にかけています。

そこで、「農薬の有無」「含有成分の相違」を確認した上で、私達の手元に届いています。


成分表は、こちらです。

成分表には、抽出した時期、どこの産地の植物か、抽出された成分が何パーセント含有されているか、分析した日は何日かなど細かく書いています。


含有されている成分は、食べ物と同じで、気候や産地に左右され毎年同じ状態ではありません。

食べ物も、「今年は甘い」とか「今年は濃厚」など、土壌や気候に左右されます。


精油も毎回、香りは変化していきます。

自然から抽出された証拠ですね。


その成分分析表から、精油の効果効能が見れます。

中には、危険な成分もあるので、その含有量が増えていないかも確認します。

(含有成分の細かい効能については、またブログで書きます)


私は、人の身体に精油を塗布しトリートメントをしていく仕事なので、安心安全性のある精油を使用していかなくてはならないと思っています。


読んでくださっている中で、手持ちの精油に、

オーガニック認証マークがついていない!

成分表が入っていない!

と言う方もいらっしゃるかもしれません。


まず、日本で栽培された植物を使用し、販売されている精油に関しては、オーガニック認証マークを付ける義務はありませんのでついていないと思います。


成分表は、作られたメーカーに問合せをされると教えてくれる場合があります。

資源削減で、購入時についていないこともありますので、問合せてみて下さいね。


もしご不安な場合は、身体に使用するのはやめて、

せっけん作りやアロマスプレーなどの雑貨作りに使ってみてはいかでしょうか。

レシピなども、今後掲載していきたいと思います。


※文章・写真の転載・複製はご遠慮下さい。

Kumiko Ando Aromatherapist

主に、医療施設内で「アロマセラピー+漢方」を融合させた、独自のトリートメントをしています。  漢方・アロマセラピーを分かりやすく、身近に感じられるようなブログや症例を書いています。 たまに、プライベートな出来事も書いています。

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