私の場合の更年期⑥

早くも、前回の投稿から2か月が経過してしまいました。


あれから、一時ホットフラッシュは落ち着いたかと思っていました。

気温差、そして雨の多さから自律神経の乱れを実感してきましたところに、再発しました。


そして、新たな症状。

ホットフラッシュが始まる前に、大きな動悸がするようになりました。

電車の中で、もの凄い汗をかいたことも。

もう、本当に嫌でした。

婦人科の診察をお願いし、プラセンタ注射を1アンプル→2アンプルに変更しました。

2週間程でホットフラッシュの頻度は少し減りましたが、おさまる様子がありませんでした。

なので、次の段階。


漢方医のところに相談することにしました。

なかなか予約がとれない先生で1か月待ち、ようやく受診。


以前に皮膚科に行った時に、漢方医でもあるとのことで相談し、漢方薬を飲んでいましたが、5日間便が出ないと言う症状に見舞われ、すぐに飲むのを止めました。

その時、処方されていた漢方薬は、よく更年期で処方される漢方薬でした。

加味逍遥散

五苓散

桂枝茯苓丸加薏苡仁

便秘になったので、こちらは1週間程度で、飲むのを止めました。

飲むのを止めたら、便通は改善されたので、漢方薬が原因だと思います。


今回の漢方専門クリニックでは、細かい問診と切診もあり、漢方を勉強していた私も納得いく診察でした。

問診では、過去の病歴、家族の病歴の他、睡眠や食、便通、運動などライフスタイルについても聞かれました。

切診では、脈診と舌診。


処方された漢方薬は、

釣藤散

抑肝散

症状とピタリと一致する処方でした。

ちなみに、費用は診察料と漢方薬と合わせて3,000円程度です。


飲み始めて2日後、効果が表れました!

ホットフラッシュが起きる前の動悸がなくなり、程なくして、ホットフラッシュが少しずつ減っていき、飲み始めて1か月経った今は、まったくありません。


ただ、残念なことに、飲み始めて2週間くらいしたところから、下肢のむくみがひどくなりました。

甘草が両方ともに入っていて、これが浮腫みやすくなります。


なので、1日2包ずつだったのを1包ずつに変更。

朝に抑肝散

夜に釣藤散にし、様子を見るようにしました。


現在、3日目ですが、浮腫みは少し改善。ホットフラッシュの症状は再発せずです。

あくまでも、自分自身で実験的に飲み方を変えているだけなので、症状が出てきたら変更しようと思っています。もちろん、医師にも相談します。

今回、診察で言うのを忘れてしまったもので・・・


そして、漢方薬の飲み方。

今回、薬剤師さんに指導されたのですが、だいたい漢方薬は食間です。

食前1時間前。食後2時間後が理想。


そして、漢方薬はタンニンと結合すると効き目が薄れるので、タンニンが入っているものを

食した時は、時間をあけた方が効果があるとのこと。

タンニンが入っているのは、コーヒー、紅茶、緑茶。


また、乳製品もNG。牛乳、ヨーグルト、チーズなどがあげられます。

タンニン、乳製品を食した後は、1時間開けて飲むのが良いそうです。


もし、処方された漢方薬で、症状が改善されない場合は、弁証が合っていない可能性があります。

漢方薬の処方は、個人の本来持っている体質と現在の症状を合致させて、処方されます。

問診がちゃんと聞けていなかったり、切診がなかったりした場合は、弁証不十分の可能性も考えられます。


みんな体質は違うため、

更年期=この漢方薬と言うのはありません。


ましてや更年期の症状もたくさんあるので、出ている症状にあった漢方薬を飲むべきだと思います。

日本は四季もあるので、季節によって体調もコロコロ変わります。

その時、その時にあった薬を飲まないと効果は出にくいと思います。


ここで漢方に纏わる母の話を少し・・・

一昨年、母が、耳鳴りが酷く、どこに行っても「治らない」と言われていました。

西洋的治療を試しましたが、全くダメ。

病院は3件、行きましたが治る形跡なし。


ある日テレビCMで、「耳鳴りにお悩みの方は、〇〇漢方薬!」とやっていたのを見て、

「頼んでみようかな」と言ったので、

「いやいや、ちゃんと体質見て、合った薬を飲んだほうがいいよ。」と母に伝え、母が通える距離の漢方医を探し、予約をして行きました。


結果を母に聞くと、「色々聞かれてね、私は腎が弱いらしいのよ。で、この薬を処方されたの」と。

そうそう、母はよく膀胱炎になっていました。

漢方で言うと、腎が弱まると耳に症状が出ます。

なので、腎を元気にする漢方薬を処方された結果・・・


現在、耳鳴りはありません。

もう嘘みたい!と喜んでいます。


その、母の様子を見て、私もこの漢方医のところに相談してみようと思いました。

私もピタリと弁証が当てはまりました。

ただ、油断は禁物。

恐るべし夏がやってくる!

この夏を何としても乗り越えるための今は序章。


現在の、更年期治療は、

プラセンタ注射 週1回 2アンプル

漢方薬 抑肝散 1日1回 釣藤散1日1回


それでは、また!

Kumiko Ando Aromatherapist

主に、医療施設内で「アロマセラピー+漢方」を融合させた、独自のトリートメントをしています。  漢方・アロマセラピーを分かりやすく、身近に感じられるようなブログや症例を書いています。 たまに、プライベートな出来事も書いています。

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