舌診断 剥離

漢方では、舌は「身体の鏡」と言われていて、今の体がどういう状態なのかを教えてくれます。

この「身体の状態を読み取る方法」を「舌診(ゼッシン)」と言います。


私は、毎朝自分の舌を歯磨き前にチェックしています。

今日は、どんな状態なのか、状態によって食べるものや過ごし方を考えたりしています。


「舌診」は、主に

舌の色、形、大きさ、艶、厚み

舌の苔、苔の厚さ、質、色

これらが、舌のどの部分にどのような状態で出来ているかをチェックしていきます。


参考までに、今朝の私の舌が上のイラストです。

リアルな写真だと、恥ずかしいので、イラストを。


ポイントは、苔がうっすらとあるのに、一部分だけ円形状に剥げていました。

この症状、実は私良くあります。

どんな時かと言うと・・・ずばり生理中。

体力が消耗して疲れやすく、何もしたくない状態の時です。

体内から血液を奪われ、子宮周辺の筋肉を使い外へと出す作業を身体がしているわけですから、そりゃどんどん体力がうばわれていきますよね。

疲れるわけです。


この一部分が剥離されている症状は、体力の消耗と消化器系のトラブルが起きている時になりやすいです。

例えば・・・

便秘、下痢、腹痛、お腹の張り、げっぷ、食欲不振、消化不良、胸やけ、吐気、

その他肝臓や腎臓のトラブルも。


こんな時は、消化の良い食べ物を食べ、芋類、大豆類、米類で胃の粘液を保護し休息して下さい。

元気になった時、舌を見て下さいね。

きっと、剥離は消えているはず!


こんな風に、舌を見るだけでも自分の健康管理が出来ます。


私は、トリートメント前のカウンセリングで「舌診」を入れているのですが、

ご自身が思っている状態と、実際の身体の中からのメッセージが異なることがあります。

アロマを選ぶ時、両方のメッセージを総合して香りを選んでいます。


舌の状態は、毎日変わります。

このページで、お客様の症例を交えながら、「舌診」の見方も伝えていこうと思っています。

日々の自分の健康を読者の皆さんが、楽しんで管理出来たらいいなと思っています。

Kumiko Ando Aromatherapist

主に、医療施設内で「アロマセラピー+漢方」を融合させた、独自のトリートメントをしています。  漢方・アロマセラピーを分かりやすく、身近に感じられるようなブログや症例を書いています。 たまに、プライベートな出来事も書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000