症例:お腹の張り
最近、朝晩の風が「涼しくなったなぁ」と感じ、秋がそこまで来ていると感じます。
今は、ちょうど季節の変わり目。
この、季節の変わり目に多いのが、胃腸トラブルのご相談です。
これは、私もそうなのですが、夏の暑い時期は、あたたかい飲み物を飲む気にはなれず、良く飲んでいたのが冷えた炭酸水です。
立秋が過ぎ、お盆が過ぎた頃でも、冷たい飲み物がやめられず、炭酸水を飲んでいました。そうしたら、便秘が始まり、お腹が張るようになってきました。
これは、いかん!と思い、炭酸水でも冷たいのではなく常温に戻して飲むようにしました。そして、徐々に炭酸水を止め、お湯へと変えていきました。
それからすぐに、お腹の張りや便秘も改善していました。
暑い時に飲む冷たい飲み物と、秋に入ってからの冷たい飲み物では身体の中の反応が変わります。
夏は冷たい物を飲んでも、「はぁ美味しい!」と感じるのですが、お盆過ぎてから少し違和感を感じ、温かい物を飲むと「ホッ」とするようになりました。
身体の中に入っていくお湯が、じわぁ~と身体の中で気持ち良く吸収されていくのが分かるのです。
こっちのほうが心地よくなりました。
この身体の中に吸収された時の「心地よさ」や「力が抜ける感じ」があれば、
あたたかい飲み物を身体が求めている証拠です。
そして、もうひとつ。
これは、始めていらして下さったお客様から、
「お盆頃から、お腹が張って苦しい」と相談がありました。
普段飲まれている飲み物の種類を聞くと
「冷たいレモンティ」とおっしゃっていました。
レモンティが大好きで、1日中飲まれているとのこと。
このお腹の張りの原因のひとつは、まず「冷たい」飲み物。
身体の中が冷えていくと、腸の活動が鈍くなります。
また、紅茶に入っているカフェインと冷たい紅茶が、血管を収縮させるので身体全体が冷えやすくなります。
そしてもう一つの原因が、「紅茶」です。
紅茶は、茶葉を発酵させています。
そして、もうひとつ発酵させているお茶に「烏龍茶」があります。
私が会社員の頃、飲み会などに参加すると私はお酒が飲めないため、飲み会メンバーが飲めない人は「烏龍茶」と思うらしく、勝手に注文されてしまっていました。
しかし、私は烏龍茶を飲むとお腹が張り、苦しくなって食事が食べられなくなってしまうのです。
この経験から、発酵しているお茶を飲んでいる方で、「お腹が張る」という方には、
量を減らし発酵していない飲み物を、ぬるま湯もしくは常温に変えてもらうようにしています。
こういったことから、ご相談があったお客様には、麦茶をおすすめしました。
2週間後にご来店された時、開口一番に、
「お茶を変えたら、お腹の張りがなくなりました!それだけで変わるなんて驚きました!」
と、ご報告下さいました。
この方の場合、
1.冷たい飲み物
2.発酵した飲み物
が、体質的に合わなかったと思われます。
ちなみに、発酵しているお茶を調べたところ、
紅茶、烏龍茶、ルイボスティ(赤色)、プーアール茶などがあります。
もし、症状に心当たりがある方がいらしたら、一旦飲み方や飲み物を変えてみるのも方法です。
状況が変わらなければ、別の原因が考えられます。
例えば・・・
ストレスは、胃腸の動きを悪くしますし、食物繊維の摂りすぎや下剤の常用などが原因の場合もあります。
その症例もありますので、こちらもまた近いうちに書きますね。
季節の変わり目です。
身体が少しずつ変化をしていきますので、身体の声を聞いて求めていることを身体に与えて下さいね。
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